ビワコオオナマズの水槽が破損して、水族展示室を観覧できないことは事前に知っていたものの、近くに来たのでふらりと立ち寄ってみました。
建物はすごく大きくて写真映えする印象です。展示も無駄なくきれいに配列されており、お金のかかった良いデザインだと感じられました。
1~3時間で滋賀の歴史文化を
(ギャラリーの写真はクリックすると大きく表示されるはずです)
展示されているのは、琵琶湖の生い立ちや、滋賀に暮らす人々と生物と琵琶湖の関わりや歴史、民俗学的なお祭りごと、産業など多岐にわたり、見られなかった水族展示室を合わせると、ここに滋賀が集約されていると実感できる博物館だと思いました。
足早に展示を見ましたが、水族展示室なしで1時間くらい必要でした。
平日ゆっくりみられるなら、3時間くらい過ごせるでしょう。
地元愛を感じられる展示物
また地元愛を随所に感じました。郷土愛を育んでもらうための博物館という展示も多く、実際に子どもたちが展示を見て触れている場面をよく見ました。
県外から来館してひとつ感じたのは、「滋賀県の底力を見よ!」というメッセージでしょうか。
野鳥のはく製がずらりと並んでいて、壮観でした。
また岩石や化石の展示は、個人から提供されているようでした。これも地元愛でしょう。
美しいアーチ
また、さりげない場所にも滋賀県のプライドというか底力を感じました。
子どもたちが団体で来館したときの昼食や休憩する広場、「うみっこ広場」という木造の屋根がある広場がありました。
「うみっこ広場」の木材の柱は(おそらく合材にして)きれいな曲線のアーチになっていたのです。
屋根がある広場があれば良い、という考えなら角材や鋼材で直線的に作るでしょうけれど、「見せつけてくれるな!滋賀県!」と思った場所でした。
そのアーチ木材で柱をつくることは、子どもたちに地元の技を魅せておきたい気持ちと、大人が持っている未来への危機感なのかもしれないとも思いました。
おわりに
水族展示室の展示が再開されたら、今度はバイカルアザラシが見たいです。
また来ますね。
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